当組合では、年間150人近い外国人技能実習生の受入れをサポートしております。

初めて日本に来る実習生もいれば、何度か日本に来た事があるという実習生もいます。

その中でも、特に来日を志望する実習生志願候補生が多い国はベトナムです。

ベトナムは親日国として知られていますが、
そもそも、日本に来日しているベトナム人実習生はどのようなスタンスで仕事をしているのでしょうか。

ベトナムから来日している実習生の志向、傾向

一般的に客観視したベトナム人像というのは、”勉強熱心”で”勤勉”、かつ”頭の回転が早い”という傾向があるようです。

また、戦争の影響などから全国民の平均年齢が30歳前後であるという点も、
高齢化が進む日本から見てると異なるポイントであると言えます。

また経済の視点で見ると、実質的に経済活動を行っているのが女性であるという家庭の割合が多く、
国全体を見ると女性がリードしている家庭が多いように見受けられます。

背景としては、約30年にわたるベトナム戦争により男性が家庭を不在にすることが多く
その間女性が家族を支え家庭を守るというような状況が必然的に続いたこと

なども要因として考えられます。

その分、自分で考えながら自分の範疇、自分のレベルに合わせた仕事基準を作ってしまいがちな傾向があるため、
最低限の管理や確認作業は行った上で、「ある程度のレベルで仕事を任せる。」ということも大事になります。

ベトナムから来日する実習生の欲求

前述した通り”勤勉”で”勉強熱心”と言われるベトナムの若者は、日本で働きたいという欲求を強く持っています。
当然ながら、「稼ぎたい」「すぐにお金が欲しい」という要望も聞く機会があります。

これはベトナム人に限らず誰もが考えうる志向ですが、
実際にベトナムでは”国内では稼げないから日本に出稼ぎに行く”という感覚の人も多くいるようです。

ですが、実際には一時的な労働力として日本に来てしまうと長続きしないケースが多いです。

人と人としてのコミュニケーションをしっかり図り、
仕事や生活、文化のことを理解して勤勉に働き続けられる環境づくりが
受入れ成功に向けての第一歩となります。